革問屋デヴィッドおじさんのショルダーバッグ

「ぼくのおじさん」は、ただいまスペイン特集を情熱的に製作中！　まずはマドリード出張の際に買い付けてきた、ちょっと面白い商品を販売しちゃいます。

マドリッドのプロ御用達革問屋さんで、とても素敵なバッグを発見してきました！

名前や場所は明かせませんが、こちらはレザーの卸売問屋であると同時に馬具や狩猟用品、動物のケージまで扱っている家族経営のお店。店主のデヴィッドさんは、そんなお店を切り盛りする傍ら、ちょっとした空き時間でバッグやベルト、馬具などの革製品の製作をこなしちゃう、まるでスーパーマンのようなおじさんです。こちらのバッグは裏地やライニングは一切なし。ブランドネームなんてありません。そのつくりは、全く飾り気のない簡素なものですが、トレンドに流されないシンプルなデザインは、なかかのもの。イタリアやイギリスとは全く違う、素朴にして味わい深いスペイン産レザーの魅力をダイレクトに味わえます！　

もともとスペインはカウボーイ発祥の地と言われるほどに、牛との関わりの深い国。当然皮革産業は盛んです。もちろんメゾンブランドが使うようなクロームなめしのきれいな革もあるのですが、このバッグに使われているのは、もっと土着的な野趣あふれるカウレザー。焦茶色なので目立ちませんが、裏側を見れば一目瞭然、使っているのは血筋や毛穴といった、牛たちの生きた証がしっかり残された、個性豊かなナチュラルなレザーです。こうした個体差のあるレザーは昨今のブランド市場では好まれず、ほぼ流通することはありませんが、使い込んだときの風合いは絶品。まさにあなただけのエイジングが完成します。

こちらのショルダーバッグはボディからストラップまでレザーを使い仕立てた、実に贅沢な一品。おじさんっぽいスクエアなフォルムではありますが、余計な金具や装飾がないため、意外とモダンに見えるのがポイントです。ショルダーストラップはやや長めで、身長168㎝の編集人がたすきがけにすると、少しだけ長く感じられますのでご注意を。ライニングはありませんが、内部にはスリット型のポケットがひとつ付いています。その縫製は日本的な感覚からすると、ちょっと雑に見えるときもありますが、それはそれで結構いい味を出しています。ぜひとも可愛がってやってくださいね。


【素材について】
スペイン産カウレザー（牛革）
※レザーの自然な風合いを楽しむための商品です。表面上の傷などは製品の持ち味のひとつとしてお楽しみください。


【サイズについて】
⚫︎高さ約28㎝／幅約24㎝／マチ約9㎝
⚫︎ショルダーストラップの幅約2.7㎝
※個体差がありますので、ご了承ください。

【ショルダーストラップについて】
ショルダーストラップの長さに個体差があります。以下からお選びください。
⚫︎短め（約123〜145㎝）
⚫︎長め（約128~150㎝）